公社ニュース ときめき

　「空間工房OKOME」は、お店などの内装デザイン、ディスプレイ、インテリア製作などをベースにした空間づくりの会社です。経営の中心は、千住仲町で生まれ育った小原澤綾子さん。6人の仲間と仕事をしています。
　現場で使う工具類や作業着などはポップでカラフルなかわいい物がないことに気付きました。「ホームセンターに売っている物とは違う、ちょっとかわいい物にできないか」と考えたことが開発のきっかけでした。
　事業内容を「どんな人でも気軽に楽しく、ファッショナブルにDIYを楽しむためのツールづくり」とし、ブランド名を「A DECOR LIFE」に。昨年、足立区の「新製品・新事業開発補助金」を申請し、採択され開発に着手しました。商品のターゲットを、女性や子どもなど、今までDIYにあまり親しんでこなかった層に定め、まず作ったのは、ドライバー、ペンチ、刷毛、筆など。「すべて大変でした」と主に製作に携わった宮崎奈々さん。何回もモデルチェンジを繰り返しました。次は作業着。写真2のような工具入れが付いた多機能ベスト「ポケットベスト」（仮称）を考案しました。
　小原澤さんは「多くの人に当社の商品を知ってもらいたいですね。そして、足立区のイメージ、価値観を変えたいです」と今後の意気込みを語ってくれました。

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