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2005/05/15号 | 千住金属工業(株)

 昭和13年(1938年)創業の同社は、いわゆる「まち工場」のイメージを一新し、創業記念日の4月15日(金)、新社屋が竣工しました。創業の佐藤保氏の後を継ぎ、「世の中が求めている製品を誠実に提供しよう」と走り続けてきた佐藤千壽会長(87)の「20年来の夢がかなった」瞬間です。
 六本木ヒルズを手掛けた入江三宅設計事務所に設計を依頼、大林組が造った新社屋は、六角形の5階建ビル3棟がつながった斬新な造り。「双鶴樓」と名付けられた棟の1、2階には、葛飾北斎の版画「富嶽三十六景」の中で千住を描いた「武州千住」「千住花街」の初刷り、陶芸品などを展示する美術館(来年4月オープン)を設置。佐藤会長が長年にわたって収集した古今東西の逸品が揃います。1階入口スペースに「茶館妙好」という喫茶店ができ、ここは区の障害者グループが運営。
 同社は、あらゆる電子機器の製造に必要な「はんだ」の専門メーカー。研究を重視し、技術を磨き続けた同社は、テレビの普及期に先駆けた松やに入りの「スパークルはんだ」の開発(1955年)の成功などで技術基盤を作り、今では、パソコン、携帯電話、デジタルカメラなどのIC全盛の現代に対応して業績を伸ばし続けています。資本金4億円、年間売上高270億円(2005年3月)。従業員560人。


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