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街の探検隊

2009/08/15号 | (株)庄三郎

「切れ味のよさ」が命、庄三郎のはさみ

 全国の洋服屋(テーラー)、洋裁学校、家庭で使われているはさみ(洋ばさみ)の8〜9割のシェアを占めている会社です。現在、アジア各国にも輸出されています。
 明治の文明開化とともに登場した欧米式の「ラシャ切りばさみ」。それに、日本刀の持つ鋭さを加え、軽量化を図った刀鍛冶・吉田弥十郎(弥吉)の技を受け継いでいるのが、「庄三郎のはさみ」。初代三浦庄三郎以来、工程の機械化が進みましたが、最終調整は一丁ずつの渾身をこめた職人技が必要です。半世紀の歴史を持つ保木間工場には、各工程に何人ものベテラン職人さんたちが活躍しています。
 現在の三浦康亘(やすのぶ)社長(74)は3代目で、東京都の伝統工芸師。台東区根岸の本社と保木間工場を行き来し、陣頭指揮をとっています。

会社名(店舗名) (株)庄三郎
住所 足立区保木間5‐2‐14
電話番号 03-3884-3155
WEBサイト http://www.shozaburo.co.jp/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。