公社ニュース ときめき

　同社は、バイオリンの裾野を広げるためバイオリンが簡単に作れるキットを開発し、これを作る子ども教室を開いてきました。今回、大人の教室も開く事業提案により区の平成28年度創業プランコンテストで奨励賞を受けました。
　中井さんは、大学卒業後に日本電信電話(株)に就職しましたが、「楽器を作りたい」という夢をかなえようと7年で退社、楽器製作学校に入って楽器製作を学び、さらにコンピュータ機器のレンタル会社で働いた後、平成25年(2013年)に独立、現在の「キットバイオリン教室」を開業しました。これまで、江東区豊洲、自由が丘などで出張教室を開催し、230人ほどの小学生がキットバイオリン教室に参加しました。
　そして、今回教室に通う子どもたちの保護者や音大生の後押しもあって、大人教室の開設を決意しました。教室は、キットを組み立てて、音出し。初心者の方は構え方、引き方などの基礎知識が1日で学べます。
　中井代表は「世界に１つだけのバイオリンを作る喜びを多くの人に感じてもらいたい。近くの東京芸術大学と連携して事業を豊かなものにしたい」と今後の意気込みを語ってくれました。

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。