公社ニュース ときめき

　足立区の「ものづくり企業」として、センターレス研削および研磨加工で国内外シャフトメーカーのマンドレル（芯鉄）を作りつづけて50年の企業をご紹介します。特にテーパー加工の位置精度で信頼を得ていることから、釣り・ゴルフ・テニスなどのスポーツ玩具などに限らず、金型部品や医療器材などの分野において、中国、米国、台湾、英国、他各国から注文を受けて生産しています。この「テーパー加工」とは、円すい状に先細りになっている勾配・傾きあるプレス絞りで、加工の中でも難度の高い技術を要する加工をいいます。
　多氣社長は「ものづくりの心」について話してくれました。
　「私たちが小さな子どもの頃は、まだまだモノが少ない時代でした。そのような環境で考えることは、やはり『創る』こと。いつも私の心の中にあるのは、『良いモノを創りたい』その探究心のみでした。時代は、昭和から平成、そして令和となりましたが、『ものづくり』への止むことのない好奇心が大きな原動力となっています。
　今後も努力を積み重ね、技術を進化、発展させていけるように」と話してくれました。
　「ものづくり足立区」の牽引企業として、さらなる躍進を期待しています。

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。