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企業ナウ(足立の産業)

2022/02/01号 | 合同会社Helicodesign 代表 山村 武美

足立区から宇宙へ!

 同社は、日東螺子工業株式会社の工場長でもある山村代表が開発したボルト「Helico」のライセンス管理運営やボルトの設計開発を目的として、令和2年8月に設立されました。
 「Helico」は高いバネ性(弾性)と真っすぐに支える力(アライメント保持性)を持ち、ゆるみが少ないことが特徴で、ボルト頭部は花びらの形状になっています。花びらの形状は、当時3歳だった山村代表の娘さんの「お花のねじがいい!」という一言からヒントを得て開発したものです。令和3年5月には「Helico」の特許を取得。現在はその特徴を活かして空、海、宇宙などの厳しい環境で使用されることをめざし、製品の開発・改良に取り組んでいます。
 山村代表は、「ボルトは“皆さまの生活を保障し担保する存在”であり続けなければならない。ボルトメーカーとしてできることは、より安全で管理しやすいボルトを提供することです」と話しています。
 同社は、関東大震災で家族全員を失った代表の祖父への思いを込め、災害に遭っても構造物を守り、皆さまの生活を支えられるよう、日本のボルトメーカーとして風土に合った「粘り強いボルト」の開発に挑戦しています。

会社名(店舗名) 合同会社Helicodesign
住所 足立区千住緑町1-23-27 日東螺子工業株式会社内
電話番号 03-3881-7175
WEBサイト https://helicodesign.com/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。