公社ニュース ときめき

　日本国内で販売されている衣料品のうち、国産品はわずか2％ほど、ほとんどが輸入品です。日本の縫製産業が縮小する中でも、（有）カズスタイルは区内で頑張っています。
　昭和38年創業の同社は、梅島に工房を構え、先代から縫製一筋で製品を作り、現在はガーゼ製品に特化した縫製業を営んでいます。
　「ガーゼは、柔らかくて肌にやさしく、使ううちにだんだん馴染んでくる。しかも工夫次第で色々なものが作れます」と語る代表の中山さんはガーゼの奥深さに魅了され続けています。ベビー用の肌着やおくるみをはじめ、吸水性のよい湯上がりバスタオルなどの生活用品や、婦人用ストール、ルームウェアなど、ガーゼ製品はその用途に拡がりがあります。カラーバリエーションも豊富です。同社ではこれまでのイメージとは違ったアウトドアアイテムなどにもチャレンジしています。
　「肌に触れるものだから、安心して使ってもらえるよう、これからも純国産にこだわっていきたい」と笑顔で語る中山さん。その職人技をこれからも応援していきたいです。同社は最近、インターネット販売も開始。製造個数の少ない受託生産にも対応可能です。

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