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企業ナウ(足立の産業)

2023/02/01号 | 大成技研(株)

真空ポンプ用オイルを浄化する新たな発想の装置開発に成功

 同社は齋藤義貴社長が昭和61年に設立。オイルクリーナー・油水分離機・パウダートラップなど、真空ポンプ用の保全機器を製造するメーカーです。
 真空ポンプは、対象の容器内の気体を排出して、真空状態(低圧状態)を作り出すために使われます。
 同社の製品は真空ポンプの故障を防止し、安定稼働を保証しています。
 今回は、「酸およびナノ粒子油水分離除去機」の開発に成功し、補助事業に採択されました。この装置は、真空ポンプ用オイルに混入する不純物(酸性物質やナノ粒子)を意図的に注入した水分で除去します。また、除去する水分の処理を含めて低コスト、低メンテナンスで実現可能とし、真空ポンプの機能を向上する画期的な技術です。
 今後、真空ポンプは半導体や液晶の製造などで活用が見込まれます。開発に携わった水島浩一本部長、担当の石川恵一さんは「機器のスペースを抑えるのに苦労しました。新装置は将来にわたり広く普及すると思います」と語っています。

会社名(店舗名) 大成技研(株)
住所 足立区南花畑4-32-4
電話番号 03-6316-7490
WEBサイト http://www.taiseigiken.com/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。