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企業ナウ(足立の産業)

1996/08/15号 | (有)會田美術印刷

精度の高いシールで、地歩固める

 どの商品を見ても必ずついているシール。このシールの印刷にかけては区内で一、二の技術と印刷量を誇るのが同社だ。
 台紙の上にもう一枚ノリのついた表紙(タク紙)が貼られた原紙を、デザイン通りに印刷し、それを寸法通りに抜いていく。下の台紙に切り目が入らぬように抜くという精度の高さと色ムラを抑えることが要求される。
 「年間を通して、一切クレームが出ないように気を使っているんです」と語るのは、この道38年という會田克雄社長(53)。それまでいた墨田区本所の(株)森印刷所を辞め、昭和48年(1973年)に今の地で独立。営業としてはゼロからの出発で、「昼間は外回り、夜から明け方にかけて仕事」(會田社長)という毎日。
 15年前に大きな転機が訪れた。仕入先の原紙メーカーから、日清紡系列の「日本ポスタルフランカー(株)」(本社・中央区日本橋小伝馬町)を紹介されたのだ。月産シール枚数は1千万枚。
 技術力を保ち続けること、誠心誠意の仕事ぶり―これが社業を拡張していくキーワードとみた。従業員6人、資本金300万円。

会社名(店舗名) (有)會田美術印刷
住所 足立区六町4-1-4
電話番号 03-3859-3363

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。