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企業ナウ(足立の産業)

2013/02/01号 | (有)カシマウェルディング

「どんな金属でも溶接します」

 素材に対する情報やノウハウをしっかり持っているかどうかが溶接の良し悪しを決める、と言われており、それを有しているのが、この道30年の茨木堅社長です。同社長は、平成24年度(2012年度)足立ブランドに応募し、高度な溶接技術を持つ企業として認定されました。
 薄物(0.5mm)から厚物(50mm)までの鉄からステンレス、アルミ、チタンまで、どのような素材でも高品質な溶接ができる技術が評価されました。特に新素材対応を得意とし、数々の素材の中でも難しいとされるアルミとチタンは、高度な溶接技術と丁寧な下処理工程で高評価を得ています。
 茨木社長は、昭和63年(1988年)に独立。2年前からは、溶接専門学校を出て、大手造船所で約8年間修業した長男・真平さんが入社し、現在、父子で競い合うように溶接技術を磨いています。
 「とにかく溶接は強度が第一です。そして、溶接した部分が波を打っているような仕上り(ビード)になることが求められます。見た目の美しさも大事ですね」と話す茨木社長。素材と素材を溶接する場合、それらを溶かした上に溶接棒を溶かしながら加えていくのですが、その溶接棒を等間隔で送り込んでいくのが難しいそうです。
 「ブランド認定を機に、どこにも負けないこの技術を大いにPRして、前へ進みたいです」と茨木社長、真平さんともども決意を語っていました。

会社名(店舗名) (有)カシマウェルディング
住所 足立区千住緑町1‐20
電話番号 03-3881-5672

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。