公社ニュース ときめき

　近年、シェアハウスなど１つの物を複数人でシェアする考え方が世界的に広がっていますが、同社は「所有」から「共有」へ！をスローガンに掲げ、この8月から個人が所有する車の共有サービスを始める企業です。会社設立にあたって区のホームページ作成助成金を受けました。
　同社の芝弘明社長が考えたのは、個人間のカーシェアリング。従来のカーシェアリングはレンタカーに近い方法でしたが、同社のサービスは、車の所有者が車を使わない時間、利用者に貸し出す「個人と個人を結ぶ」という方法です。すでにアメリカでは一般的なサービスですが、「日本では先駆けになる」と芝社長。
　同社のサービスは「グリーンポット（Greenpot）」。車の所有者にはあらかじめ叶えたい「夢」を登録してもらい、車を貸し出すことで貯まる「グリーンポイント」によって、「夢」と交換する仕組みです。例えば「ハワイに行きたい」「パソコンが欲しい」など…。
　車の利用者は、同社に利用料を支払います。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)やグーグルマップなどを活用し、「車種、場所、空いている日時」などをすぐに検索できるようにします。「眠っているだけの車をいかに有効活用できるかがポイント。車に対する価値観が変わると思いますよ」と確信を持って言い切る芝社長。
兵庫県尼崎市出身。大学卒業後、サラリーマンを経て起業。26歳、若き経営者の挑戦に目が離せません。

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