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企業ナウ(足立の産業)

2014/01/01号 | (株)メッツ

心電図検査用の新器具開発に乗り出す

 現在、心電図検査には吸盤が使われていますが、繰り返し使用されるため、衛生上良くない、との患者さんサイドの声があがっています。そこで同社は、ジェルを使用した使い捨てシートの開発に乗り出し、その開発プランが「ビジネスチャレンジコース」に採択されました。
 同社は、医療機器の輸入、製造、販売会社として福田政義会長の手で、昭和61年(1986年)に創業された会社です。
 今回の開発商品は「心電図検査用セミディスポ型電極」というもの。「ディスポ」とは、「使い捨て」という意味で、電極はそのままで、肌に触れるジェルのシートだけ廃棄するというもの。開発に当たった技術グループリーダーの上村直さんは「コスト面や使いやすさにこだわりました。1回1回取り替えるわけですから、シートにどう電極をすばやく装着できるかがポイントになっています」と話します。
 福田充宏社長は「欧米では約9割がディスポです。衛生に厳しい時代ですから、必ず需要が来るでしょう。この挑戦を後押ししてくれる区の補助事業はありがたいですね」と話してくれました。

会社名(店舗名) (株)メッツ
住所 足立区千住仲町1‐7
電話番号 03-3888-8445
WEBサイト http://www.mets-tokyo.jp/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。