公社ニュース ときめき

　尾久橋通り沿いにある７階建て本社ビルの屋上で、10万匹の蜜蜂を飼う―そんな破天荒な藤原榮一郎理学博士（65）が社長を勤める化粧品メーカーです。
　承認された医薬部外品20数種類を含め、同社オリジナルの化粧品は１５０種類。生協、大手エステ、デパート、ホテルなどに製品を卸していますが、現在売り出し中なのが、自社で所有する北海道の冷泉から採取したミネラル水のイオンを使った「イオンとハーブの石鹸」（メーカー希望価格３個３、６００円）、“イオンの力で、毛根に液を到達させる”という理論に基づいて開発された育毛剤「薬用頭林」（同６、０００円）、コラーゲン原液の美容液（同３、６００円）など。
　藤原社長は、宮崎県出身。昭和33年（１９５８年）に上京、その後、職人として働きながら苦労の末大学を卒業。43歳になった年に、今の会社を興しました。同社長の経営理念は、自然に生まれた物を取り入れていこう、という「自然との対話」。子供の頃から蜂となじみ、30代の頃から蜜蜂を飼っているのも、そんな社長の理念の現れなのでしょう。

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