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企業ナウ(足立の産業)

1997/08/15号 | (株)アキオ製靴

追随許さぬ独自製法で、新製品を開発

 「プラットカップ製法」という独自の製法によって作られたカジュアルシューズ「GOLF(ゴルフ)」を中心に、多くのブランド名を引っ下げて全国のデパート、量販店に進出、売り上げを伸ばしているのが同社だ。
 「GOLF」は、技術畑出身の篠原義明会長(70)が、ゴルフのプレイ中に開発を思い立ったという。「軽く、足に感触が良く、すべりにくい」を実現するため、?足を包み込める形?の靴を高い技術力で創り上げた。「難易度が高く、開発当初は工場側から日産50足が限度だろう、と言われていましたが、今では1800足以上の生産が可能になりました」と2代目の篠原明雄社長(47)。
 好調を支える第2の要因は、アッパー部分について、国内の生産量は維持しながら、韓国、中国、台湾などへの委託生産を進めたこと。これによって、技術力を保持しながら、コストダウンを実現した。
 第3の要因は、新しいデザインや機能へのあくなき挑戦だ。静電気防止、衝撃吸収、抗菌、通気などユーザーの要求を絶えず研究。最近では「通気+AIRクッション」商品を開発して、新たな展開を図っている。
 千住緑町の工場と秋田県に2つの工場を持つ。従業員148人、年間売り上げは37億円(平成8年度)。

会社名(店舗名) (株)アキオ製靴
住所 足立区千住緑町3-1-17
電話番号 03-3882-5001

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。