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企業ナウ(足立の産業)

1997/04/15号 | 総合プランニングサービス(株)

画期的な小型自動包装機を開発

 B6〜B4判、高さ4〜30cmの包装物をボタンひとつで包装紙にくるみ、上面、横面にテープを貼ってキャラメル折り包装をする機械「PACKMAN」を開発、一躍脚光を浴びている企業だ。
 本、フィルム、チラシなど崩れやすい物もOK、しかも包装機の大きさが幅92cm、長さ2mと、従来機種の2分の1以下で、価格は半分、包装能力も従来機の倍の毎分8包―と、何から何まで斬新な自動包装機で、昨年「第8回中小企業優秀新技術新製品賞」(日刊工業新聞社・あさひ中小企業振興財団共催)を、今年2月に開かれた足立、荒川、板橋、北4区主催の「都市型工業フォーラム」で、奨励賞を受賞。
 同社は、“機械”がやりたくて、3年勤めた大日本インキをやめ、エンジニアリング会社にトラバーユ(転職)した鈴木邦夫社長(57)が、1980年(昭和55年)に開業。6年前に某大手印刷会社と共同で大型クラフト包装機を開発してから、一気に自動包装機械の制作に乗り出すことになった。
 「包装現場で、“もっとコンパクトな物がほしい”という声をたくさん聞いたんですよ。それで、“よし、小型自動包装機が市場のスキ間だ”と思いましてね」と鈴木社長。それからが、“生みの苦しみ”。着手から4年、試作に次ぐ試作で1号機を完成させた。
 現在印刷、製本、製紙業界に販路を広げているが、「新製品は、使う側の立場にどれだけ立てるかがポイント」と鈴木社長。

会社名(店舗名) 総合プランニングサービス(株)
住所 足立区竹の塚1-39-14
電話番号 03-5242-4735

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。