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2009/07/15号 | (有)浅草豆 加藤商店

 昔なつかしい雰囲気がいっぱいの蕫本物?の豆を売るお店です。店先からは一年中豆を煎る香ばしい匂いが漂っています。
 同店は、現在の加藤彰久店主(77)の父親が昭和5年(1930年)に創業したお店。加藤さんは、20歳で跡を継ぎ、以来豆一筋。左奥にある3台の豆煎器は年季が入っています。
 この豆煎器から産み出される豆菓子はまさしく蕫豆の味?がします。塩豆は、北海道産のえんどう豆を水に漬けてからすぐにあげ、箱に入れて1日置き、2日目も同じことを繰り返し、3日目に水をかけ4日目に煎るのです。1度に約2升、時間は約10分。「最初は普通の火力で、音がバチバチしたら弱火にする」。煎り上がったら、選別。それに胡粉、塩、布海苔を溶かした液をかけて出来上がり。こちらは、約100?(約1合)普通豆300円、上豆500円。えんどう豆の中味だけを選んだ「とび出し」は、料亭用に卸している高級豆で550円。こちらも絶品!
 落花生は、煎り時間約20分。千葉産の殻(から)を手むきした物が100g450円、機械むきが350円。
 このほか大豆、黒大豆、かた豆…、どれも「やめられない、止まらない」。遠方から買いに来るお客さんが絶えません。


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