TOP  >  キーワード検索

フリーワード検索


1 << 370 371 372 373 374

1997/08/15号 | 理容館大木

 昭和40年(1965年)にオープンした同店は、大木健店主(62)、里子夫妻に加え、長男広志さん(26)が4年前からスタッフに加わった。文京区茗荷谷の若者向けバーバーで修業していた広志さんの意見を容れ、2年前に店を改装。「ゆったりとしたスペースでサッパリと」をコンセプトに、店内を広く取り、お客が自由に飲めるコーヒーメーカーを設置した。


>>続きを読む


1997/08/15号 | 総菜・天ぷらの花家

 品数も多く、「おいしい」と評判。「スーパーに勝つには味しかない」と、伊藤一好店主(56)とのぶ子さんが、朝7時ごろから作り始める総菜は全部で30〜40種。「天ぷらは、良い油で揚げ、煮物はしょう油と砂糖加減」とご夫妻。1個80円のコロッケ、同150円のメンチ、1本150円の特大イカフライが超人気とか。


>>続きを読む


1997/08/15号 | 米久

 平田忠夫店主(53)、秀子さん夫妻、次男吉識(よしのぶ)さん(24)と新妻のはづきさんらの家族ぐるみの手作り商品がズラリと店頭に。一年中ある牛もつの煮込み、コロッケ、メンチ、ぎょうざ、しゅうまいが特に評判だという。


>>続きを読む


1997/07/15号 | 東京オーダーカーテン(株)

 「ゆとりある生活」を求める人が増えている中で、室内のカーテンに自分の好みのデザインを要求する傾向が強まっている。
 同社は、昭和42年(1967年)の創業。加藤幸光社長(67)の先見性と自動化へのあくなき探求心により、全国でも有数のオーダーカーテンメーカーに成長した。
 加藤社長は、同社の創業まで自動機械を製造するメーカーに勤務。カーテン金具の製造の自動化を頼まれた時に「?これからは、オーダーカーテンの時代だ?とひらめいた」と言う。そして、独立。
 それまでのオーダーカーテンの世界は、正に家内工業。洋服の仕立と全く同じで、お客の要望に基づいて、職人さんがデザインし、型紙をとって、それをミシンや手縫いで仕上げていく。
 加藤社長は、布地やスタイル、大きさ、伸縮率などの全情報をコンピュータに取り込んで組み合わせ、約100万件のデータを作り上げた。同社取締役で生産技術部長の猪瀬シメさんは、「私達の頭の中にあった情報をすべてコンピュータに取り込んだんですよ」と語る。独自のミシンをも次々と開発、作業工程は確実に省力化、企業化された。
 同社では、現在「アスワン」ブランドの製品を作り、月に10万?のカーテンを全国に送りだしている。埼玉県三郷市と福島県いわき市に工場を持ち、合わせて100人の女性を中心とした従業員がフル稼働。
 「今、出来上がったカーテンを折る工程の自動化を考えているんですよ」と語る加藤社長の表情には自信がみなぎっていた。


>>続きを読む


1997/07/15号 | 谷沢豆腐店

 谷沢栄一(53)、ハルエ夫妻の働きぶりも、近所で評判だ。新潟の農家に生まれた栄一さんは、出稼ぎで上京、品川の豆腐店に10年勤めた後独立、以来24年。9つの小・中学校の給食に商品を納めるため、早い時は3時起き。「スーパーで売っている豆腐と比べてほしい。これからは、冷ヤッコの季節。ぜひ、ウチの出来たてを食べてみて」と谷沢さん夫妻は、自信に満ちた表情で語る。


>>続きを読む


1997/07/15号 | 小久保ストア

 小久保道明(53)、精子夫妻もがんばり屋だ。終戦前は食堂、戦後は瀬戸物屋から今の金物店に切り替えたが、周囲の状況やお客の要望に応えて「売れる物は何でも売っちゃえ」(小久保店主)とミニホームセンター化に全力。月1回は、「大特価市」を設定、近所3千軒にチラシをポスティングして、顧客掘り起こしにけん命。


>>続きを読む


1997/04/15号 | 総合プランニングサービス(株)

 B6〜B4判、高さ4〜30cmの包装物をボタンひとつで包装紙にくるみ、上面、横面にテープを貼ってキャラメル折り包装をする機械「PACKMAN」を開発、一躍脚光を浴びている企業だ。
 本、フィルム、チラシなど崩れやすい物もOK、しかも包装機の大きさが幅92cm、長さ2mと、従来機種の2分の1以下で、価格は半分、包装能力も従来機の倍の毎分8包―と、何から何まで斬新な自動包装機で、昨年「第8回中小企業優秀新技術新製品賞」(日刊工業新聞社・あさひ中小企業振興財団共催)を、今年2月に開かれた足立、荒川、板橋、北4区主催の「都市型工業フォーラム」で、奨励賞を受賞。
 同社は、“機械”がやりたくて、3年勤めた大日本インキをやめ、エンジニアリング会社にトラバーユ(転職)した鈴木邦夫社長(57)が、1980年(昭和55年)に開業。6年前に某大手印刷会社と共同で大型クラフト包装機を開発してから、一気に自動包装機械の制作に乗り出すことになった。
 「包装現場で、“もっとコンパクトな物がほしい”という声をたくさん聞いたんですよ。それで、“よし、小型自動包装機が市場のスキ間だ”と思いましてね」と鈴木社長。それからが、“生みの苦しみ”。着手から4年、試作に次ぐ試作で1号機を完成させた。
 現在印刷、製本、製紙業界に販路を広げているが、「新製品は、使う側の立場にどれだけ立てるかがポイント」と鈴木社長。


>>続きを読む


1997/03/15号 | 岩城工業(株)

 周囲をマンション、住宅に囲まれた文字通りの「町の中の工場」だ。同社は、線材曲げ加工、板プレス加工、スポット・電気溶接を一貫して行っているが、時代や社会の要請に機敏に対応、独自の加工・溶接技法を開発しているのが特徴だ。
 線材の加工では、従来とは違いプレス金型を使わず、空気の圧力を利用したエアーシリンダーを使用。これだと、大きな物でも精度が出せるのが特徴だ。
 昨年には、コンピュータ制卸の最新NC機(線曲げ機)を導入して細密な加工に対応できるようにした。主力商品は、商品ディスプレイ、OA機器の用紙受け、カタログ入れ等だ。
 同社で、最近好調なのが歯科医が使うデンタルミラー(鏡)の生産。これには、同社独自の銀ろう付け(ハンダのようなもの)の加工法の良さが認められ、日産6千〜8千個が生産されている。「ミラーを受ける枠の部分と柄(え)の部分を、スポット溶接(電気)でくっつけて、その後銀ろうで固定するんですが、ここにも数々の工夫があるんですよ」と語るのは、岩城和裕専務(46)。
 同社は、昭和39年(1964年)に、現社長の岩城英和さん(73)が創業した会社だが、足立区の異業種交流グループ「足立イコー会」にも参加。同会に出席している和裕専務は「この会を十分に活用させてもらっています。始めは名刺交換から始まり、積極的にアンテナを広げてきました」と語っています。
 資本金1000万円、従業員24人。


>>続きを読む


1997/02/15号 | キシデン工業(株)

 「思い込んだら100年目。これだと決めたら、試作につぐ試作で、必ず商品化するんです」と語るのは同社の岸本健治社長(63)。
 同社は、電機店や工務店、サッシ業者、室内インテリア業者などが使う「アーク溶接機」と呼ばれる小型溶接機の専門メーカーだ。
 岸本社長は、裸一貫のタタキ上げ。群馬県館林市に生まれ、中学卒業後、藤岡市の電機店に8年勤めて上京、北区赤羽の電機関係の会社で4年半修行した後、昭和37年(1962年)に岸本電機工業所を開業して独立。
 この間、現場では小型ポータブル溶接機の需要が高く、10社近くのメーカーがひしめいていたが、作業に応じた微妙な電流調整ができない不備があった。そこに目をつけた同社長は鉄の芯が動くだけで電流を微調整するやり方を考案。これが大ヒット。
 一昨年、コンプレッサーを使って、昇降機をエアー調整器付きリモコンで動かせる「リフトマン」を、昨年には同様のやり方で、ハシゴ上を昇降機がすばやく動く「リフトスライダー」を相次いで考案し発売。
 「どちらも、営業の人間が取引業者や建築現場から?こういうのがあると便利だな?という声を聞いて来て、それを商品化したものです」と同社長。
 「大手がやっていることはやらない」をモットーに、展示会にコマメに顔を出し、市場性をさぐりながら次の商品のヒントを捜す―このあたりに、企業伸張のキーポイントがあるとみた。資本金1千万円、社員23人。


>>続きを読む


1997/01/15号 | (株)トモエ

 区内の中小企業の多くは、大手企業製品の下請けとして、関連部品などを生産してきた。が、昨今、大手企業の海外移転が?直撃?。このため、優秀な技術力を背景に、多角化でけん命に活路を拓こうとしている姿が目立っている。
 同社も、そうした企業の一つ。昭和56年(1981年)の創業以来、プラスチック(ポリプロピレン)段ボールの企画・加工・販売会社として、自動車メーカー、弱電企業に大量の商品を供給してきたが、今、生活関連分野への進出を図ろうとしているのだ。
 企画・開発を進めている商品は、バインダー、キャリングケース、ゴミ箱など。このうち、キャリングケースは、すでにノート型パソコン収納用として日立製作所に月産約1万個を納めるまでに。
 「プラスチック段ボールは、紙の段ボールに比べ、単価は高いが、何度でも使えるんです。もち論、リサイクルもできるし…」と語る荻野社長(58)は、42歳の時、区内の大手段ボールメーカーから独立。段ボール↓プラスチック段ボールという物流と包装の変化をにらんでの転進だった。
 「夜昼もなく働いた」(同社長)時代を経て、今新たな挑戦へ。埼玉県八潮に2工場と別会社を持つ。従業員42人。資本金1千万円。


>>続きを読む


1 << 370 371 372 373 374