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2002/02/15号 | (株)角鹿(つのか)鉄工

 「頑強なボックス型で工期が短く、低価格な鉄骨建築はできないものか」――この一念で、研究を重ねこれを実現したのが同社。現在、足立鉄骨工業会会長を務める角鹿茂社長(60)は、この道40数年。東北出身者(青森県)特有の粘り強さで、画期的な新工法にたどり着きました。
 同社のユニット工法建築「パネット」は、簡単に言えば「鉄骨建築のツーバイフォー」。現場に鉄骨を運び1本ずつ組み立てていくというやり方ではなく、工場内で外装、内装、各内部設備までセットし、それを現場に運搬して設置してしまうという工法です。
 これに近い工法はこれまでもありましたが、組み立て式のため、強度がネックでした。同社は、各研究機関、学者などに協力を求め、テストを繰り返して完ぺきな強度の確保に成功しました。
 基礎工事完了とともに、工場内で8割方作られた建物を設置――で、工期は大幅短縮、現場作業の手間が省ける分、経費もかからないという“すぐれ物”。早くもアパート、ワンルームマンションなどで引き合いが来ています。
 「人と同じことをやっていては勝てない」という同社長のモットーが結実しつつあるようです。
 昭和38年(1963年)創業、資本金1、000万円、従業員17人。フリーダイヤル0120-241-852。


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